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メンタルを鍛え47歳で首位打者を取った草野球監督兼選手わさびの戦略レポート

草野球あるある

【草野球あるある】 選手起用をめぐり 監督に殴りかかったトラブルメーカーのエピソード

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【草野球あるある】 選手起用をめぐり 監督に殴りかかったトラブルメーカーのエピソード

こんにちはわさびです。

今回は草野球チームによくある光景。

チーム内のトラブルエピソードの数々を

”草野球あるある”という事でお送りします。

 

草野球監督において、打順は頭の悩ませどころです。

どこの市町村も球場の貸し出しは2時間単位です。

草野球は120分という限られた時間の中で試合をします。

 

120分と言っても、もっと細かく言ってしまえば、

グランド整備駐車場の入れ替え試合前のアップ時間などをカットすると・・・

100分1時間40分なのです。

 

9回戦で行われるプロ野球の平均試合時間が

198分、3時間18分となります。

単純に使える時間差を比べると、草野球はせいぜい5回戦となるのです。

このようにダダでさえ限られた時間内で

試合が行われるというのに、

さらに追い打ちをかけるローカルルールの存在があります。

それが、

全員打ち。

このローカルルールは、

強豪チームは導入を見送る場合があります。

仮に12人打ちだとチャンスの巡りは悪くなる訳です。

クリーンアップになかなか回らない打線では勝利は遠のきます。

采配にも影響します。

 

”全員打ち”とは、たまの休みの日に、

なるべく多くの選手を使ってあげたいという

監督たちの悲痛な叫びから自然発生したルールなのです。

 

7番から下位打線の5人が全員、

毎年、打率2割台をウロウロしているような連中が

一塊になると、得点力は大幅にダウンします。

そんな日の試合は、相手打線に20点取られた!

うちの打線は予定通り沈黙して完封されたーー。

 

試合が終わってみれば、3番バッターまでが2打席回り、

4番バッターの打席がたったの一打席。

下位打線に至っては、1打席しか回らなかったという

珍事は、たたあるのです。

 

そんな時に限って、決まってこんな言葉を平然と言う選手も・・・

選手D『監督、もう少し打ちたかったです。』

いやいや、オレが試合展開つくれないし・・・

 

わさび『だったら、上位打線打てるような結果出せや~毎年、打率1割台だろうが!ボケー!!』

と言いたくなるが、ここは紳士的な対応をするのが監督。

瞬間湯沸かし器では草野球の監督業など務まりません。

それでなくても、草野球は20人以上が移籍する大所帯です。

トラブルは付き物。

それぞれの選手が普段の一般社会で、

どのような肩書きにいるのかさえ知らずに、

老若男女に関係なく白球を追うのが草野球チームです。

そんな人間模様がひしめく世界なのです。

 

わさびは、『う~ん、そうだな、次はもう少し、上の打順でね・・・』などと気を使ったりもする。

そう、打順やポジション決めは、とても気を使うものである。

 

選手側は、悪気なく自己主張します。

監督に対し余計な邪念を入れてくるものなのです。

監督は余計に頭を悩ませるのです。

中には、こんな選手もいます。

この日の試合は15人もメンバーが集まりました。

わさびは、たくさん人数が集まると嬉しくなります。

やっほー!!

 

野球は大勢でやるほうが楽しいに決まっています。

でも、選手の考えは違います。

15人いれば、当然、”オミソ”が出るのです。

こういう日は、不平不満が爆発しやすい日。

少々面倒なトラブルも起きがちです。

 

監督も選手起用がうまく使えない日もあります。

試合展開による”流れ”がシナリオ通りには試合を演出してくれないからです。

いっその事、先発投手が初回から崩れてくれると、

選手の出し入れがしやすくなります。

乱打戦などうってつけの展開です。

それでも思い通りにならないのが試合という生き物。

 

試合を終えてみると、『監督、たまにはオレにショートのポジションやらせてくださいよ!』とか、

『打席が1回じゃちょっと・・・。次はもっと上位を打たせてくださいよ』

”草野球あるある”まあ、よくある光景だと思います。

 

草野球の監督は、エンターテイナーでもあります。

チームメイト達の休日の楽しみである野球を楽しませてあげる演出家でもあるのです。

そう、演出家です。

前提には、野球の試合に勝つ!がもちろんあります。

しかし、その前にグランドにいるチームメイト全員を楽しませてあげなければならないのです。

チームメイト全員を楽しませる。

 

広く言えば、対戦相手さえも気を使います。

わさびは対戦相手も含めて気持ち良くプレーを終えて

帰宅して欲しいと心から願っています。

そんなわさびは監督です。

草野球チームの監督はグランドに行ったけど、

まったくユニフォームも汚れずに帰る事もあります。

 

そ・そうなのです!!

人数過多な日は、監督が自らが犠牲となり、退くことで人数調整をするのです。

当日メンバーが15人もいるのに監督がメンバーの気持もかえりみずに、

監督が4番でフル出場。9人きっかり試合をしたら、

残りの6人がユニフォームを汚さずに帰宅する羽目になります。

帰宅して、洗濯籠に、そのまま入れようものならば、

奥さんに『あら、あなた、今日はユニフォームまったく汚れていないわね』

『どうやら、活躍できなかったようね・・・』図星である。

 

 

監督が選手の上手く使い、演出。エンターテイナー振りを発揮できないと、

選手との関係はあまり長続きはしません。

監督とは、

いわゆる、監督ではなく、雑用係もこなし、スコア係として記録もつける。

球場確保をして対戦相手との友好関係も深める役目もある。

オールマイティーにマネージャー役も兼ね備えた、

肩書きだらけの演出家なのです。

 

ジャニーズ事務所の滝沢秀明さんが演出家に転身して引退をするそうですが、

『タッキー、演出家は大変な仕事ですよ!』と言いたい。

突然の引退にファンはどんな気持ちで・・・

かなり話の路線が暴走気味なので、お話を元に戻しますね。

 

つまり監督とは、チームメイトに目配り気配りができる人が適任なのです。

チームの演出家が草野球の監督業とも言えるのです。

 

監督さんって、ホント気を使いながら選手の事を考えている人が多いです。

それでも不平不満は必ず出ます。

そんな言葉を監督がどう受け止めて、どう対処していくかも、監督の腕の見せどころです。

 

選手の定着率の悪いチームは、チーム存続の危機にも発展します。

個々の選手にとっての監督の起用方法には不平不満が噴出します。

打順が6番と9番だという違いだけでも選手にとっては死活問題なのである。

 

 

・連盟戦で起きた暴力事件~T田の反乱~

わさびが若し日の頃。まだ血の気の多かった30歳そこそこのお話しです。

選手起用を巡りチームメイトがわさびに殴りかかってきた事件が発生します。

 

その日は、大会でした。

わさびのチームは、連盟戦は試合開始1時間前集合というルールを設けています。

戦(イクサ)闘いは、準備が全てだからです。

 

すでに試合開始10分前。

あとは両軍ベンチ内で試合開始のコールを待ちます。

 

選手J『T田、まだ来ないですね。連絡、なにもないんですか・・・』

助監督『うん、連絡がつかないらしい・・・』

本来4番を打たせる予定だったT田がいないのです。

 

いるはずのメンバーは1人来ていないだけでも、

ベンチは落ち着きがなくなくなるものです。

『どうするんですか?』メンバーから不安の声が出る。

 

わさび『何度か電話を入れてるんだけど出ないんだ。。。』

『また、いつもの寝坊か・・・・?』

いつもの不安が頭をよぎる。

そう、T田は遅刻魔なのです。

 

2,3度電話を入れても出ない。

やっとT田からの電話が鳴る。

わさび『おい、いま、どこだ?』

T田『ああ、わさびさんですか、T田です。T田。』

遅刻しておいていつものノンキな口調だ。

 

T田『すみません、いま、高速道路なので、お電話出れなくてすみません。丁度、高速のインターを降りる手前でして、ここ何処ですかね?ああ、もうすぐ降りれます。いま渋滞にハマりっている最中です。あと5分で着きます。先にやっててください。』

ここは宴会の場ではない。

 

『先にやってて下さい。』と言われなくても、

酒もつまみもない。

真昼間に『プレイボール!』宣告される野球場でなのです。

しかし遅刻しておいて、いつもどおり堂々としたものだ。

そして、妙に言葉が丁寧なのもT田の特徴でもある。

 

しかも、どう考えても高速のインターを降りてから5分で到着できる距離ではないのである。

最低でも20分かかかる距離なのに、『あと5分です、』とさらりと言ってのけるのもT田ブランドなのだ。

 

その日のメンバーは11人。

助監督とわさび監督、T田も含めた数だ。

一度、決めた打順にメスを入れると全体に歪が生じる。

 

ましては今日は、大事な連盟の初戦。

野球とは意外にもデリケートなスポーツなのです。

 

すでにオーダー表は規約通りに試合開始30分前に提出しています。

一応、T田が遅刻してきても出場できるように、

わざわざ先攻を選び、T田を9番に据えていた。

少しでも時間稼ぎをする為である。

 

しかしそうも言っていられない状況になりました。

わさび『仕方ないかな・・・・』

T田を外し、代打の切る札である、

わさび選手が9番ショートでスタメン出場します。

残る選手は1人。

ベンチワークを助監督に任せて、

チーム全体が、地に足がつかないまま

 

『プレイボール!』

試合が始まります。

1回表、3者凡退に打ち取られ守備につきます。

 

球場の外にうるさいく車のマフラーの音が鳴り響きます。

試合開始とから時間にして約10分遅れです。

いつもの小走りで球場入りしてくるT田の姿が見えます。

 

ショートからの眺めは、でっかい黒いバックを右肩に抱えるあの姿だ。

『あいたたたたたっ』わかっちゃいるけど毎回のごとくガックリする。

わさびはこの光景を幾度となく見てきたことか・・・。

 

1回裏、相手チームの攻撃も3者凡退で終わり。

順調な滑り出しです。

スコアは0-0でベンチに戻ります。

 

T田『あっ、おはようございます。すみません。。。高速道路が全然、動かなくて・・・』

軽くイラっとさせるいつもの決め台詞である。

毎回、毎回、毎回、毎回、高速が動かないのなら、

もっと早くくれば良いだけの事である。

5分前行動、準備8割。

T田に似合う言葉が星の数ほど浮かぶ。

 

『遅刻はするな!』

まるで小学生がお説教を食らうような事を

大人になった今でも叱られるのも草野球の世界です。

実は意外に普通にほうれんそうができない人が多く存在します。

報・連・相がまともにできないのです。

心も体も野球少年のままなのかな・・・。

 

言いたくもない事でも選手に言って聞かせるのも監督の役目である。

ホント、チームを取りまとめるのは大変なのである。

 

T田『あれ、監督、オレいつ出れますか?もうアップしてきているので、いつでも出れますよ。』

お、お前、いつアップしたんだ!?

ツッコミどころ満載なセリフも、T田の特徴なのです。

 

わさび『もう、少し待っててくれ、試合は始まったばかりだ。』

T田『わかりました。準備して待っています。』

 

2回の表、わさびのチームは幸先よく2点を先制します。

うーん、実に良い流れだ。

 

試合は3回まで進み、スコアは2ー0。

こうなると今のリズムを崩したくない。

これが監督の心情あり、野球のセオリーでもある。

選手交代はゲームの流れをガラリ一変させる魔物が住んでいます。

”いい流れ”の時ほど、極力、打線も守備位置も変更しないで、チャンスを待つべきなのです。

野球は変わった守備の所に、必ず打球が飛ぶという定説があるほどです。

 

 

試合は4回に突入します。

スコアは3-2と接戦。

残り時間はあと30分。

背中越しに見えるT田に徐々に落ち着きがなくなってきます。

バットを持って、そわそわそわそわ。

 

T田『(助監督)キャッチボールお願いしたもよろしいですか?』

助監督『よし、わかった』

2人はキャッチボールを始じめます。

 

T田『いやー、2週間振りに身体動かすんで肩が・・・』と、

はなはだ馬鹿馬鹿しい会話が聞こえてくる。

そこにだけ黄色いタンポポに黄色い蝶々が飛んで映る。

お前、さっき、オレにアップしてきたから大丈夫だと言っただろう。

キミは何をアップしてきなのだ?

と心の中でツッコミをいれるわさび。

 

さあ、いよいよ試合は動きます。

4回の攻撃で、さらに追加点を取り

スコアは4-2。

もう1点欲しいな。。。

 

場面はツーアウトとなりT田の代打起用が頭をよぎります。

今日の、控えのメンツと、メンバーの調子から見て、

やはり最後までポジションは動かしたくないのが心情です。

 

あと、5回表を締めくくれば勝利が確定する。

 

それにネクストバッターの守備力を考えると

T田と入れ替える訳にいかない。

T田はファーストしかできないのだ。

 

草野球の2点差はどう転ぶかわからない点数差です。

極端な話、同点と同じくらいです。

 

T田を代打に送れば、追加点が入るかも知れない。

しかし仮に点を取っても取らなくても、

次の回、大幅な守備変更を余儀なくされるのだ。

瞬時に判断を迫られるのが野球。

人生も選択の連続。野球も選択の連続。

人間は24時間、ありとあらゆる場面で

常に岐路に立たされ、二者択一をしているのです。

極端な話、黄色信号を渡るか止まるかで、

あなたの人生が劇的に変わるかも知れないのです。

 

結局、T田を代打に送ることはせずに、

最終回をぴしゃりと抑え見事、チームは4-2で勝利しました。

 

喜びの歓喜に包まれるベンチ。

勝ちというものは、チームの一体感を感じるとても素晴らしい瞬間だ。

勝利の瞬間の醍醐味。だから、野球はやめられないのである。

 

『次は2回戦だ!来週も時間も場所も同じだぞ!』

『さあ、ジャンケンするぞ~。まずオレが残るからあと1人を決めてくれ!』

 

うちが所属する連盟は、規約として、

次の試合のボールボーイを2名を選出しなければならないのです。

勝ったチームからボールボーイを2名残すのが連盟ルールなのです。

 

あれ、T田の姿がない。

いた!

トイレの前で着替えをしている姿が見える。

 

『おい、ボールボーイ決めるからジャンケンするぞ!早くこっち来い!』

チームの輪の中からT田に声をかけるわさび。

 

すると突然、T田がわさびを襲い掛かってきたのだ。

血相を変えて飛び掛かってきたのだ。

T田『てめーださねえなら、そのまま帰ったんだよ。出さないなら先に言えよ、人足りてるって言えよ。おい!何で出さねえだよ!!』

冷静になれば自分勝手な発言である。

 

わさび『試合には展開ってもんが、あんだろうが!!』

T田『何で試合に出でない、オレがジャンケンまですんだよ!』

わさび『うるせえ、そんなの関係ねえ、いつもの事だろ!控えも含めて全員で野球やってんだよ!』

 

もう取っ組み合いです。

T田は大柄な4番バッターに羽交い絞めに抱きかかえられたままわさびと睨み合います。

 

T田『もう、わかった、こんなチーム辞めてやる!!』

散々、球場中を静まり返らせたT田は、

エンジンをふかしながら、車を走らせて帰っていきました。

 

それが私が見たT田の最後の姿である。

事実上の不出場の連盟戦が彼のの引退試合となってしまいました。

 

せっかくの休日に急いで車を飛ばしてきた気持ちもわかる。

確かに、試合に出たい!

 

あそこでせめて代打で使っていればT田の気持も変わっていたかも知れない。

 

しかし、結果として、チームを勝利に導けたのだから、

決してわさびの選択は間違いではないのです。

 

野球の本質を理解していないメンバー、自己中選手にありがちな光景です。

監督が自分ありきな考えに同意していたらキリがない。

 

監督のさじ加減ひとつでチームの運営は右にも左にも行きます。

チームが思わぬ方向へダッチロールしないためにも、

監督とは一本、筋を通した運営を迫られる。

正しいか間違いかは別にしてブレない監督がチームに必要なのです。

 

こんな人間模様がひしめくのも草野球の面白いところです。

こんな所にも小さな社会がここにも存在するのです。

あなたのチームは仲が良いですか?

わさび

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